蒸し暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。
6月中旬に大理石のスラブ材検品でヨーロッパを訪れました。
先ずはスペインのアリカンテという町ですが、地中海に面する港湾都市で物流拠点としての役割を持っています。温暖な気候が続き保養地、海水浴場として多くの観光客を集め活気のあふれた親しみやすくきれいな町です。
海岸沿いにそびえる岩盤の頂上にはお城が。内陸は西部劇のロケとしても使われる砂漠地帯が広がります。マーフィルなどの大理石もここから採掘されます。
このたび訪問した数社のうち、工場内がすっきりと整列されて検品しやすく配置されていた会社の材料はひときわ光っていて品質も良く感じられました。またそのような会社のオフィスは隅々にいたるまで、トイレも一見入り口がわからないくらいにスタイリッシュなものでした。 ペーパーホルダーがシンプルで機能的でした!!
余談ですが、スペインバルは日本の居酒屋や炉端焼きとそっくりですね。
メニューや注文の仕方も良く似ていると思います。マヨネーズの語源もスペインのマヨルカ島だとか。
日本の洋食もスペイン食がモデルになっているのでしょうかね。それくらい口に合いました。
続いてイタリアのフィレンツェでは検品のほかに大理石のモザイク工房や博物館を見学し、若い頃には見出せなかった新たな魅力に出会うことができました。一見絵の具で描いたように見える風景画や人物花鳥も細かい石を張り合わせた象嵌細工によって表現されています。教会の床や天井などに施されたモザイクは遠近感まで表現されその技術には感動させられます。
この町は言い換えると日本の京都のような、町中の建物がルネッサンス期のメディチ家の遺跡のようなところです。高台にあるミケランジェロ広場からアルノ川をはさんで見渡す景色はもう素晴らしいとしか言いようがありませんでした
最後はトランジットでバルセロナを訪れた時の画像です。
サクラダファミリア内部とゴシック地区のカテドラル教会で、いずれも石の彫刻でできています。
ここも地中海沿岸に位置する港湾都市で人口はマドリッドに次ぐ2位となっていて、1992年のバルセロナオリンピックでも有名です。世界中の国からの比較的若い?大勢の観光客でにぎわっていてとても魅力的な都市でした。